2022-01-01から1年間の記事一覧

マリアがなぜアンナの膝に座っているのだろうか

「聖アンナと聖母子」はレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1529)が1508年頃に描いた作品といわれています。レオナルドの絵画は、描き始めてから長い年月加筆を続けていくことが多いので、この作品もこの年に彼が書き始めたと考えたほうがいいでしょう。 発注者…

なんで二枚の絵があるのか 岩窟の聖母

「岩窟の聖母」(1483-1486)はレオナルド・ダ・ヴィンチ((1452-1519)の作品ですが、この作品はほぼ同じ構図で描かれた作品が2点あります。1点目はルーブル美術館に収蔵されている作品で今回の主役です。もう一点はナショナルギャラリーに収蔵されている作品…

19世紀からやってます ポリドール

2022年10月15日訪問 「ポリドール」はリュクサンブール公園にほど近くにある有名なレストランです。 『ミッドナイト・イン・パリ』の舞台にもなったので覚えている方も多いのではないかと思います。 リュクサンブール公園の『メデシスの泉』の近くの出口を出…

何故レオナルドの作品がルーブルにあるか

2022年10月15日訪問 フィレンッエ生まれで、イタリア人のレオナルド・ダ・ヴィンチ(1451~1519) 彼の絵画の作品はとても少なくウイキぺディアによれば15作程度であるとしています、 その上に、この15作の中には下絵的なものも含まれています。 しかし、フラン…

何故モナ・リザは人気があるのか

2022年10月15日訪問 この日訪問したのはルーブル美術館です。 そのルーブル美術館には『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(1452~1519)本人の絵画が 「モナ・リザ」を含めて5枚展示されていました。 この作品群は、美術館の ドゥノン翼 絵画/イタリア(1250~1800) の…

晴れの日のパリは気持ちがいい パリ

2022年10月20日木曜日 晴れ 暑い シロヤギの立ち回り先 1 コインランドリー(初めての洗濯 また改めて) 2オテル・ド・ビルのカフェ 3 サン・ジェルヴェ・サン・プロテ教会 4 市庁舎 5 グランパレ(改修中は入れません) 6 プチパレ 7 アレクサンドル…

なんとなくモンパルナス パリ

2022年10月19日水曜日 晴れ 暖かい シロヤギの立ち回り先 1 モンパルナス駅 2 モンパルナスタワー 3 Pullman(新しいホテルとその隣のカラフルビル) 4 モンパルナス墓地 5 BULLIER(お茶した ギャルソンがフレンドリー) 6リュクサンブール公園 7サ…

圧巻のジベルニー ジベルニー

2022年10月18日火曜日 曇り 霧 瞬間的に日差し シロヤギの立ち回り先 1 ジベルニー 2 モネの庭 3 モネの家 4 モネの墓 5 セーヌ川が見える丘 6 エッフェル塔 7 エッフェル塔周辺 8 サンジャックの塔 9 市庁舎 10 jardan de Rohan 18日は待望のジ…

両替レートがいい両替屋さん パリ

2022年10月17日月曜日 一日じゅう小雨が降り続く シロヤギの立ち回り先 1 コンコルド広場 2 オランジェリー美術館 3 チュールリー公園 4 メルソン 5 ドゥマゴ 日本円やすいですよね、本当に嫌になります。 そんな時手元にドルの現金があればそれを持っ…

散歩の途中に パリ

2022年10月16日日曜日 晴れ時々曇り 昨日の立ち回り先 1 パンテオン 2 サン・テティエンヌ・デュ・モン教会 3 KAWAKAMI 4 リュテス円形劇場 5 パリ第6大学(壁) 6 ティノ・ロッシュ公園 7 パリ植物園 8 サン・メダール教会 9 ムフタール通り 天気の…

モナ・リザマジック 2022年10月15日

2022年10月15日土曜日 今日はパンテオン周辺を散歩しようと思っていたんですが、あいにくの雨。 気温はそこそこ暖かい、セーターと薄手のコートでちょうどいい。 こんな時には美術館に潜り込むのが一番。 試しに予約せずにルーブル美術館へ向かう。 たぶん延…

2022年10月14日パリ着

2022年10月14日16時30分ほぼ定刻パリ シャルルドゴール空港着 予約時羽田発10時30分だったフライトがその後8時30分の変更となりました。 2時間の大幅繰り上げ出発かなりびっくりしました、遅れることはあっても繰り上げとは。 JL045便です。そのため、羽田近…

あれ何で風車が パリ モンマルトル              ムーラン・ド・ラ・ギャレット

さて、マルセル・エメ広場からジェラルドン通りに出ます、すぐ左に風車が見えてきますよ。一体何でこんなところに風車がと思いますが。 パリの歴史を紐解くと14世紀頃から、現在のパリ市内にもたくさんの風車があったと記されています。それもモンマルトルは…

胸が金色に輝いています パリ モンマルトル

さて、ラパン・アジルを左に曲がるとどこに行くでしょう、行ってみましょうか。サン=ヴァンサン墓地の壁沿いに歩いて行くとぐるっと鋭角にほぼ360度回るように道はジラルドン通りに入ります、その先はまた坂なんです。 この坂(ジェラルドン通り)をあがっ…

ばえる建物もあります パリ モンマルトル

ソル通りのなだらかな坂を下りていくとコルト通にのぶつかった左側にピンクハウスがあります。ピンクハウスは、ユトリロが描いた絵に出てくるので、有名ですね。 いつもこの家の周りには人がたくさんいて写真を撮ったりしていますよ。 ピンクなんで「ばえる…

サロンは印象派の敵 パリ モンマルトル

この広場からノルバン通りに入るとスターバックがあります。 アメリカシアトル発のスターバックスは、ヨーロッパの都市には必ずといってありますね。これほどたくさんのカフェがあるパリにもスターバックスはあり結構繁盛してるんですよ。 わたしは、街角に…

歩いて楽しいテルト広場 パリ モンマルトル

サンピエール教会を出てモン=スニ通りに出ると、何か楽しげな光景が目に入ります。 そこがテルト広場です。 ほーら、見てください。画家たちが自分の作品をいっぱい並べて売っています。似顔絵を描いてくれる画家もいますよ。 ですからいつも人がたくさんい…

サンピエール教会の扉 パリ モンパルナス

サンピエール教会のサーフィスには3枚の扉があります、この3枚の扉の浮彫はイタリアの芸術家 Tommaso Gismondiによって1980年に作られました。 粗削りな感じですが、この教会の古さを考えて、素朴さが現れる作品に仕上げたのだと思います。 それぞれ聖書から…

とてもくつろぎのある教会です パリ モンマルトル     サンピエール教会

サンピエール教会 いつもたくさんの信者や、観光客であふれているサクレクール寺院ですが、すぐ横にあるサンピエール教会なら落ち着いていてゆっくりできますよ。それにとてもいい教会なんです。 サクレクール寺院が19世紀に作られた比較的新しい教会だとす…

圧倒的な迫力で迫るモザイク画 パリ モンパルナス      サクレクール寺院

内部の構造は、大ドームを中心にして二廊式です。 主祭壇部分、説教台は金色に輝いています。キリストを中心に4人の使徒が、浮彫で描かれています。そしてその背後にある石造りの立派な蝋燭台と一体となるような感じのロマネスク調のコラムとアーチ、とても…

心臓という名前のバジリカ パリ モンマルトル

さて、ケーブルカーの駅を降りるとすぐ側に見える大きな教会がサクレクール寺院でしたね。 この教会はノートルダム寺院の次に大きな教会です。高さ130メートル,幅が50メートル,奥行きが100メートルあります。 ノートルダム寺院は11世紀から12世紀に立てられ…

モンマルトルは坂が魅力的

この駅に降り立つと白亜の建物が見えてくるんですよ、これが有名なサクレクール寺院なんですね。 サクレクール寺院に入る前に、モンマルトルの丘について少しご説明しておきましょう。 モンマルトルの丘は標高130メートルです、東京23区で一番標高が高い所は…

モンマルトルの散歩始めます。

少しお休みをいただきましたが再開します。はじめの一歩は散歩から。 今回はモンマルトルを散歩します、スタートは地下鉄アベス駅からです。 アベス駅からYvonne le Tac通りそしてTardieu通りと歩いて行くとケーブルカーの駅があります。 フランスではケーブ…

パリの息遣い 散歩の魅力

チュイルリー公園とセーヌ川を挟んで反対側には、オルセー美術館があります、皆さんもよくご存じのこの美術館には、印象派の画家や彫刻家の作品が数多く収蔵されています。また、この美術館の建物は駅舎を改築して作られたもので、天井一面には鉄とガラスに…

まさにここは庭園彫刻美術館 チュイルリー公園

チュイルリー公園の散歩には楽しいことがたくさんありますが、リュクサンブール公園と同じようにここにもたくさんの彫刻が置いてあります。公園美術館なんですね。 ここに置かれている作品を一つ一つ見て歩くのは大きな楽しみでもあり、鑑識眼を高める訓練に…

パリの中心 チュイルリー公園

オランジェリー美術館とジュ・ド・ポーム美術館この二つの美術館があるチュイルリー公園はパリで一番古い公園です。 この公園の歴史を紐解くと16世紀にカトリーヌ・ド・メディシス(1519-1589)が私邸を作るためにこの周辺の土地を買い取ったことから始まりま…

モネの睡蓮 オランジェリー美術館

地理的にもシャンゼリゼ大通りがこのコンコルド広場で、チュールリー公園につながります。それではチュールリー公園に移動しましょう。 チュールリー公園に入ったらまずセーヌ川寄りに高くなったところがあるので、そこに行ってみてください、眺めがいい場所…

ここでマリー・アントワネットが コンコルド広場

アレクサンドル3世橋を見たらもうそこはコンコルド広場です。 パリの街はどこをとっても古くからの歴史がある街なんです、しかしここコンコルド広場ほど、過酷な歴史を感じさせる場所も少ないでしょう。 この広場は1757‐63年にルイ15世(在1715-74年)の命…

歴史的なアレクサンドル3世橋 パリ

二つの建物があるウインストン・チャーチル通りを抜けるともうそこはシャンゼリゼ大通りですが今回はそちらにはいかずもう一度ラ・レーヌ広場に戻ってコンコルド広場を目指しましょう。 その途中にとても美しい装飾に満ちた橋が見えてきます、それがアレクサ…

アールヌーボーに彩られた グラン・パレ プチ・パレ

さて、ヌーベル・フランス庭園の散策が終わったら再びラレーヌ広場に出ます、そしてすぐ先のウインストン・チャーチル通りに左折しましょう、両側に建物が見えてきます、右側の建物がグラン・パレそして右側がプチパレです。 この二つの建物は、1900年のパ…