欧州と日本の美術館
2020年1月訪問 ジュゼッペ・チエーザリ 雌狼の発見 カピトリーノ美術館 『ジュゼッペ・チエーザリ』(1568-1640) 《雌狼の発見》(1596) フレスコ 『ジュゼッペ・チエーザリ』はイタリアの画家です。 ローマ教皇『クレメンス8世』に仕えました。 『カラバッジ…
2020年1月訪問。 ピエタ 悲しみのマリア バチカン美術館 バチカン市国 『マルク・シャガール』(1887-1985) pieta rossa(1956)ペンシル 水彩 『ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』(1853-1985) pieta(1889)
2020年1月訪問 バンディーニのピエタ ミケランジェロ ドゥオモ付属美術館 フィレンツェ 『ミケランジェロ』(1475-1564) 《バンディーニのピエタ》(1547-1555) 私が訪ねた、2020年10月にはこの作品はちょうど修復中でした。 以前は修復中は公開されなかったの…
2020年1月訪問 三枚の母子像 フイリッポ・リッピ ボッティチェリ ラファエロ ウフィツィ美術館 フィレンツェにある『ウフィツィ美術館』に展示されていた三枚の母子像です。 『フイリッポ・リッピ』( 1406年 - 1469年) 《聖母子と二天使》(1465) ボッティ…
2017年10月訪問 苦悩を超えて ルノワール ピアノの前の少女たち オランジェリー美術館 パリ 『ピエール・オーギュスト・ルノアール』(18412-1919) 《ピアノの前の少女たち》(1892) 1883年頃『ルノワール』は「印象派」としての作品作りに限界を感じ、 苦悩の…
2019年10月訪問 苦悩の道を歩んだ ユトリロ モンマルトル美術館 今では日本でも有名になった画家『モーリス・ユトリロ』(1883-1955) しかし彼の人生は苦悩に満ちたものでした。 『ユトリロ』は画家の母親『スザンヌ・ヴァラドン』から生まれました。 『スザ…
2021年7月訪問 シュッとした立ち姿が素敵 役者舞台の絵姿 かうらいや 歌川豊国 《役者舞台の絵姿 かうらいや》 『歌川豊国』明和6年(1769)~文政8年(1825) 『歌川豊国』は、江戸時代の浮世絵師です。 幼いころから『歌川豊春』の門下になり『豊国』を名乗り…
2019年撮影 オーギュスト ルノアール 2点 ポーラ美術館 箱根 『オーギュスト・ルノアール』(1841-1921) 《髪飾り》(1888) 油彩 カンバス 『ルノアール』の絵が順調に売れるようになり、経済的に安定するようになったころ、 1888年頃に彼はエクス・アン・プロ…
2019年訪問 大好きなガレ 文様が素晴らしい エミール ガレ ポーラ美術館 ポーラ美術館には絵画のほかにガラス美術品もたくさんあります。 『エミール・ガレ』(1846~1904) 《コンポート》前上 色合いがいいですね、好きです。 《コンポート》正面 色といい形…
2021年7月訪問 ゴッホも真似して描いてみた 浮世絵 歌川広重 印象派の画家たちが日本の浮世絵を愛し、たくさんのインスピレーションを受けたこと は有名な話ですが、実際に浮世絵を油絵に描いたのが『ゴッホ』でした。 そして今回ご紹介する作品ではありませ…
2021年7月訪問 たった2年の絵師活動の謎 東洲斎写楽 市川蝦蔵の竹村定之進 東洲斎写楽(生死不明) 《市川蝦蔵の竹村定之進》寛政六年(1794) 『東洲斎写楽』は謎だらけの江戸時代の浮世絵師です。 生死は不明、絵師として活躍したのはたったの2年。 その後は…
2019年10月訪問 ニースに行ったものの マチス パリ国立美術館 ポンピドーセンター パリ 1917年の年も押し詰まった12月20日に『マティス』はニースに行きます。 しかし彼は悪天候のために、そこで1か月間ホテルに閉じ込められます。 『アンリ・マティス』(186…
2021年7月訪問 遮光土偶がトウハクで呼んでいる 東京国立博物館 上野 《遮光土偶》 秋田県 石名館出土 縄文時代 (晩期) 前1000~前400 この土偶もとてもきれいなものです。 乳房が大きく前に突き出していて、女性であることがよくわかります。 土偶は女性…
2021年7月訪問 生命のすべてを注ぎ込んだ 女 廬山美術館 荻原守衛 安曇野 あなたはこの作品をご覧になったことがありますか。 私はこの作品を見たときにどこかで見た覚えがありました。 『荻原守衛』(1879~1910) 《女》(1910) 若い女性が、まるで後ろ手で縛…
2019年10月訪問 彫刻もたくさん作りました マチス パリ国立美術館 ポンピドーセンター パリ 『アンリ・マティス』(1869~1954) 《ジャネットⅣ》(1910) 1910年この年『マティス』は代表作《ダンス》を描き上げます。 《ジャネットⅣ》は、モデル『ジャンヌ・ヴ…
2021年7月訪問 何とも不可思議な 勝川春章 サントリー美術館 ミネアポス美術館 日本画の名品 『勝川春章』(1726-1793)頃 『勝川春章』は江戸時代の浮世絵師です。 自ら勝川派を名乗り浮世絵界では大きな勢力を持ちました。 『葛飾北斎』も若いころは勝川派の…
2019年10月訪問 パリ国立美術館のマティス ポンピドーセンター パリ パリ、ポンピドーセンターにある『国立近代美術館』には、 『マティス』の絵がたくさんあります。 ポンピドーセンターは2023年から3年間の間リノベーションにはいるので、 『国立…
2021年7月訪問 江戸時代後期の不忍池は 渓斎英泉 ミネアポリス美術館 日本画の名品 今日ご紹介するのは浮世絵師の『渓斎栄泉』寛政三年-嘉永元年(1791-1848) 《江戸不忍弁天より東叡山を見る図》 不忍池から東叡山を見ると書かれています、東叡山は寛永寺な…
2017年訪問 ある風景 2017年の思い出 レオポルド美術館 ウイーン とても印象的な風景でした。
2021年7月訪問 体全体から漂う色気 喜多川歌麿 ミネアポリス美術館 日本画の名品 ウタマロで有名な『喜多川歌麿』(1753-1806)です。 《青楼六家選 大文字屋 一もと》 女性をどう描いたら色っぽく描けるかというお手本のようです。 花魁が長キセルを手に持っ…
2021年7月訪問 トーハクで呼んでいる遮光土偶 トーハク 上野 トーハクで遮光土偶が呼んでいました、思わずひきつけられてしまうフォームです。 《遮光土偶》宮城県 恵比須田遺跡(えびすだいせき)出土 縄文時代(晩期)前1000~前400 しかしこの《遮光土偶》…
2021年7月訪問 労働者 廬山美術館 荻原守衛 安曇野 『廬山美術館』の入り口を入ると右手に見えるのがこの作品です。 《労働者》(1909) 『荻原守衛』(1879~1910) 『荻原』はパリに行って『ロダン』の《考える人》を見て衝撃を受け、 彫刻家の道を目指した、何…
2021年8月訪問 トーハク 中空の土偶をを見る 東京国立博物 上野 縄文時代がいつ始まったかという考え方にはいくつかの説があります。 1番早い時期を取ったものは、土器が最初に見つかった 16,500年前という説です。この土器は太平山元遺跡から出土しました…
2021年8月訪問 トーハクにみみずく土器を見る 土偶 東京国立博物館 台東 トーハクに縄文を見るシリーズの2回目です。 今回は展示されている土偶のナンバー3から6を見ていきます どれもとても個性的で可愛いですね。 もう少し近くに行ってみてみましょう。 4…
2021年7月訪問 かなわぬ恋と知りつつも 文覚 碌山美術館 安曇野 『荻原守衛』(1879~1910)は1908年にパリから日本に戻ります。 その後、故郷の信州に行きますがそこで以前から恋心を抱いていた、 『相馬良』と再会します、彼女は既婚でかなわぬ恋と知りながら…
2021年7月訪問 さすが美人画の大家 ミネアポリス美術館 日本絵画の名品 鳥居清長 サントリー美術館 『鳥居清長』宝暦2年(1752)~文化12年(1815) 鳥居派四代目 浮世絵師 《三廻神社の夕立》江戸時代 天明7年(1787)頃 大判錦絵三枚編 『宝井其角』(1661~1707)の…
2021年77月訪問 ロダンを継ぐもの 碌山美術館 荻原碌山 安曇野 長野 上田を訪れた際に友人に勧められて訪問しました。 「碌山美術館」は「荻原守衛」の個人的美術館です。 ファサードは、古いカソリック風の造りになっています。 なかなか風情のある建物です…
2021年8月訪問 トーハクに縄文を見る 土偶 東京国立博物館 台東 トーハクに「十徳皇太子記念館と日本における仏教信仰の初期の宝物」 特別展を見に行きました。 撮影禁止なので、画像などをお見せできません。 ぜひ画像が撮れるようにしてください。 私…
2021年6月訪問 たけだけしい雄鶏の蹴爪をご覧あれ ミネアポリス美術館 日本絵画の名品 伊藤若冲 サントリー美術館 『伊藤若冲』(1716~1800) この画像は、先日ご紹介した作品の四扇目から六扇です。 『若冲』の絵は鶏の専門家から言わせると、あまり正確では…
2021年6月訪問 鶏のポーズに思わず ミネアポリス美術館 日本絵画の名品 伊藤若冲 サントリー美術館 『伊藤若冲』(1716~1800) 《鶏図押絵貼屛風》江戸時代 18世紀 六曲一双 紙本墨画 さてこの画像は先日ご紹介した作品の再掲です。 この屏風は、「六曲一双」…