絵画
四枚の風景画 ルノワール 『ピエール・オーギュスト・ルノワール』(1841-1919) 今回は『ルノワール』の4枚の絵をご紹介します。 1881年『ルノワール』はイタリアのカプリに行きました。 そのころ彼はそこそこ有名になり代表作《舟遊びする人々の昼食》 を書…
2017年10月撮影 風景の中の裸婦 オーギュスト ルノワール 《風景の中の裸婦》(1883) 油彩 キャンバス 『ピエール・オーギュスト・ルノワール』(1841-1919) 1883年はルノワールにとっては人生の結節点でした。 「1883年頃、作品が途切れました。印象派の終焉…
『スザンヌ・ヴァラドン』(1865-1938) 《自画像》(1927) 油彩 木に貼られた段ボール (モンマルトル美術館) 『スザンヌ』の人生は波乱万丈でした。 10代の頃はサーカスの曲馬乗りなどもやりました。 結局落馬して仕事を続けられなくなりました。 《『家族』…
2021年6月撮影 ポーラ美術館 エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望 アンリ・ルソー 《エッフェル塔とトロカデロ宮殿の眺望》(1896-1910) アンリ・ルソー((1844-1910) とても幻想的な絵を描く画家です。 絵本の挿絵のような絵なのですが、これがとてもいいの…
2019年10月訪問 ドガの描いた踊り子 ドガ特別展 オルセー美術館 パリ Danseuse a l'eventail (1879) パステル ダラス ミュージアム アート ダンサーを描くために『ドガ』はどんなところへも出かけていきました。 この作品は何かのイベントに参加しているダン…
2019年10月訪問 興行界の裏側 ドガ特別展 オルセー美術館 パリ 《楽屋でマダム・カルディナルに会うリュドヴィク・アレヴィー》(1876-77) イレール・ジェルマン・エドガー・ドガ(1834~1917) pastel and pencil over monotype この作品に登場する「リュドヴィ…
2019年10月訪問 nseur そのころのバレリーナの地位 ドガ特別展 オルセー美術館 パリ "Deux hommes et danseuses" (11876-1877) モノタイプのパステル イレール・ジェルマン・エドガー・ドガ(1834~1917) 『ドガ』がこの作品を描いた19世紀後半、バレリ…
2019年10月訪問 ドガ 踊り子の絵3枚 ドガ特別展 オルセー美術館 パリ 『ドガ』が1870年代に描いていた踊り子の絵を3枚紹介します。 イレール・ジェルマン・エドガー・ドガ(1834~1917) " La Lecon de danse " (1872) 油彩 カンバス オルセー美術館 この絵は前…
2019年4月訪問 ヘントの至宝 ヘントの祭壇画 ファン・エイク兄弟 ヘント シント・バーフス大聖堂 《ヘントの祭壇画》 『ファン・エイク兄弟』(1432) 油彩 板 シント・バーフス大聖堂 この作品は『フーベルト・ファン・エイク』と『ヤン・ファン・エイク』兄…
2019年10月訪問 ドガ ふとした日常の練習風景 ダンス教室 《ダンス教室》(1875) 油彩 カンバス オルセー美術館 イレール・ジェルマン・エドガー・ドガ(1834~1917) ちょっと不思議な構図ですね、手前に後ろを向いた練習生が 大きく描かれ、そのほかの生徒たち…
2019年10月撮影 バレーの踊り子を描き始めた オーケストラの楽師たち ドガ 《オーケストラの楽師たち》(1872~73) 油彩 カンバス フランクフルト市立美術研究所所蔵 1870年台に『ドガ』は踊り子を書き始め、たくさんの作品を書きます。 この作品で、初めて舞…
2019年9月撮影 戦争に従軍 ドガ オペラ座のオーケストラ 1870年と71年に『ドガ』は2回の戦争を経験します。 最初は1970年7月に始まった普仏戦争です、この時ドガはこの戦争に従軍しています。 しかし、普仏戦争はフランスの敗北に終わり、71年の2月には…
2019年10月訪問 ドガ E.E.譲の肖像、バレエ「泉」に際して ドガ特別展 オルセー美術館 『E.E.譲の肖像、バレエ「泉」に際して』(1867~68) イレール・ジェルマン・エドガー・ドガ(1834~1917) 何とも不思議で幻想的な作品です、最初にこの作品を見たとき、 い…
”Femme de maison blonde"(1893-1894) 『ロートレック』 この作品はサブタイトルが"etude pour L'lnspection medicale となっています、娼婦たちは定期的に性病の検査を受けなければならず、 その時の様子まで、作品の中に描いています。 これは習作ですが、…
" Dans le lit "(1892) 『ロートレック』 ロートレックは娼館に居続けて、彼女たちの絵をかきました。 中にはこんなほほえましい絵もあります、 娼婦たちはレスビアンが多かったといいます。 娼館に来る男たちとの商売としての性ではなく心から寛げるのが 同…
「サロンの長椅子」(1983-84) 『ロートレック』 彼は、娼館にも通い詰めた、時には数か月居続けそこで絵を描きました。 作品では何とも疲れ果てたような表情の女性たちが長椅子に座っている。 中央の赤いドレスの女性はボーッと中空を見ている。 彼女たちは…
『ムーランルージュにて』(1882~1885) 『ロートレック』 『ムーラン・ルージュ』のバーのあたりでしょうか、みんなが集まって談笑しています。 奥には『ロートレック』自身が描かれています。 正面左の女性の顔、彼は時々女性の顔をこんな色で描きます。 そ…
La loge au mascaron doré(1893) 『ロートレック』 彼はこのころキャバレーやミュージックホールでの仕事ばかりではなく、 演劇などの仕事を手がけるようになり、『コメディー・フランセーズ』 などにも頻繁に入りびたるようになります。 特に、バルコニー…
『西行物語屏風』(江戸時代 17世紀) 六曲一双 紙本金地着色 右雙 どこぞのお屋敷の片隅で、『西行』はのんびりとしています。 庭には茶の道具が用意されていますから、 梅を見ながら一句したためていたのかもしれません。 近づいてみます。 梅の枝がこち…
"Miss May Belfort" (1895) 『ロートレック』 『ロートレック』ほど惚れっぽい男もいないだろう。 気に入った娘がいると手当たり次第に惚れてしまう。 『メイ・ベルフォール』にも一目惚れをする。 彼女はそのころ、フォンテーヌ通のカフェコンセール「デカ…
『女道化師シヤ=ユ=カオ』 Clowness Cha-U-Kao (1895) 油彩 『ロートレック』 中央に舞台衣装をまとった『シヤ=ユ=カオ』が最後の衣装の調整に余念がないようです。 彼女もまた『ムーラン・ルージュ』の刷新の為に集められた一人です。 この作品は、画面…
『アンバサドゥールのアリスティード・ブリュアン』(1892) 『ロートレック』 『ロートレック』の盟友の『アリスティード・ブリュアン』(1851-1925)。 彼に自分が経営するホールのポスターを依頼したことが、 その後、彼の活躍の場所をポスターにも拡大する…
『イヴェット・ギルベール』(1894) 『ロートレック』 この作品の主人公『イヴェット・ギルベール』も 『ロートレック』のお気に入りの女性です。 彼女も『ムーラン、ルージュ』で歌っていました。 彼はこの作品のように、紙全体に描いていくのではなく、 一…
"Divan Japonais” 75, rue des Martyrs 『ロートレック』 タイトルは『イヴェット・ギルベール』の歌に出てくる店の名前のようです。 サブタイトルは住所です。 この住所にあったんでしょうね。 この作品も、かなり浮世絵の影響が感じられますね。 遠近法を…
『トゥールーズ=ロートレック』 『フェルナンド・サーカスの曲馬師』(1887) 『ロートレック』はサーカスを愛していました。 何度も出かけてはそれを絵にしました。 この絵は思い切った画面構成で、ディテールを省き、 調教師と、曲馬師が際立つように描かれ…
『ジャルダン・ド・パリ』(1893) 『ロートレック』 このポスターは前回の作品とは場所が違い、『ジャルダン・ド・パリ』 中央左で踊っているのは『ジャヌ・アヴリル』 この小屋の人気ダンサーです。 写真で見る限りではルックスもよかったようですよ。 画面…
『ムーラン・ルージュー大食い』(1891) 『ロートレック』 1889年『ムーラン・ルージュ』の舞踏会が始まりました。 毎日わんさか人が詰めかけます。 『ロートレック』はこの小屋のポスターの製作も手掛けます。 彼としてはここに入り浸るいい口実になったん…
『トゥールーズ=ロートレック』 『ムーラン・ド・ラ・ガレットの舞踏会』(1888) この作品が描かれたころ、『ロートレック』は、ベルギーで開催された展覧会で、 高く評価されました。 また、同時にして、『ムーラン・ド・ラ・ガレット』で、 舞踏会が開催…
『ゴッホの肖像』(1887) 1886年弟の『テオ』のところに『ゴッホ』がやってきました。 『テオ』はパリで画商を生業としていました。 その頃に、『ロートレック』は『ゴッホ』と友達になっています。 画像は『ゴッホ』の肖像画です。 2019年10月『グラ…
" Carmen Gandin " 1885 「あばずれのニニや、赤毛のローザといった娼婦上がりの女たちが、 下賤の者との付き合いに魅了されたブルジョアや貴族たちを からかったりののしったりする、 そのような見世物をアンリは衝撃とともに体験したのである。」 「創元社…