
ウイーンその2
ウイーンの中心街は意外と狭くて、広い方の西から東へ歩くと30分ぐらいでついてしまいます。形はハートのような形です。もともとはこの中心地の外側には城壁がありました。城壁は何度かの戦争で市民を守りましたが、1857年にオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世によって取り壊されました。
これはウイーンの街を近代化させようとしたヨーゼフの強い意志でした。
現在は、この城壁に沿って道ができており、その外周をトラムが走っています。トラムはそれぞれの番号によっていろいろと行き先が異なります。
中には観光周遊タイプがあって、ウィーン・リングトラム(座席31名)と呼ばれています、車内では、ヘッドホーンで様々な言語による説明を聞くことができます。お子さま用の案内プログラムもあります。このウイーン・リングトラムリングをぐるりと回っています。途中下車はできませんが、初めて来たときなどに街の様子を知るためにはかなり有効です。
リングの中にはシュテファン寺院を中心に王宮、シシーの宝物館、オペラ座、国立図書館などがあります。この国立図書館は世界一美しい図書館といわれています。

リングの外周をぐるりと囲むように美術館、博物館、国会議事堂、市庁舎、コンサートホール、劇場などが配置されています。
とてもきれいで治安も悪くないので、徒歩でリング内を回ってみることをお勧めします。
画像1枚目はライトアップされた王宮
2枚目は 外周にあるレオポルド美術館