旅の形 その45 イエズス教会

 「イエズス協会」もウイーンの重要な教会の一つです、カソリックプロテスタントの争いが激しくなった イエ

1539年に設立され、当時宗教改革の機運が高まる中反宗教改革の旗頭として後の皇帝フェルディナント1世が、イエ

ズス会の創始者であるイグナチオス・ロヨラと連携を取り1550年、にイエズス会創設の準備を始めました。

場所は下記です。





教会正面のスタイルはルネッサンス的要素も少し残っている初期バロック様式です。1702年、皇帝レオポルド1世

アンドレア・ポッツォをウィーンに呼びます。彼はこの教会の建築家、彫刻家、画家として働き、1703~1705年に

かけて現在見える姿に改築させました。



 外観は地味な感じですが、一歩中に入るとバロック朝の装飾が広がります、まさに豪華絢爛支柱には複雑な装飾

が施され支柱には凝った彫刻が配されています。



 面白いのは天井丸いドーム天井があると思いきや天井にただフレスコ画が書かれているだけ。すっかり騙されま

した。

 この教会の内陣の装飾を主に手がけたのは、17世紀のイタリア人建築家でイエズス会士でもあるAndrea Pozzo(アンドレア・ポッツォ)という人物。このだまし絵を描いた人です。



 支柱にはがっつり彫刻が施されています。見ごたえありますよ。

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