★ローマ フォロ ロマーノ セプティミウス セウェル帝の凱旋門
『コロッセオ』を出て『フォロ ロマーノ』に向かって歩くと、入場口が見えてきます。

この時に目の前にドンと見えているのが『セプティミウス セウェル帝の凱旋門』です。
この凱旋門は白い大理石で作られており、高さは21メートル。
『セプティミウス セウェル帝』とその息子『カラカラ』と『ゲタ』が、2度にわたって勝利した『パルテア戦争』(紀元194年、古代ローマとアルサケス朝パルティアとの間で戦われた戦争)を記念して建てられたものです。
近づいてみましょう。

碑文は『セプティミウス セウェル帝』と息子『カラカラ』帝に捧げられたと書かれています。
セウエル帝の死後、カラカラとゲタは共同皇帝として即位しましたが、212年にカラカラは弟のゲタを暗殺。
そのため凱旋門に彫り込まれたゲタに関する場面はすべて削り取られています。

高台から『コロッセオ』と『セプティミウス セウェル帝の凱旋門』に位置関係を見てみました。
この辺りには古代ローマの遺跡がたくさん残されています、それぞれがそれぞれの歴史を背負って今の姿を残しています。
下調べしたノートを確認しながらこの辺りを歩きました、古代ローマ人の姿が見えるようです。