★ローマ フォロ ロマーノ ロムルスの神殿

近くの丘から見た画像ですね、中央の丸い形をした建物が『ロムルスの神殿』です。
この建物は『マクセンティウス帝』が早世した息子『ロムルス』を神格化するために建てたものです。

少し近くに寄ってみました。
このころのローマは東西に分裂していてそれぞれに二人の皇帝がいました、「四頭政」です、そして『マクセンティウス』が、近衛軍団の推薦で、皇帝宣言をし、更に先帝の父親『マクシミアヌス』にまで皇帝になるように要請したのでこの時期なんと皇帝が6人いました。 面白いですよね。 このごとく体制は乱れていたわけです。

建物の正面まで歩いてきました、この円筒形の建物は『フォロ ロマーノ』の中でも少し変わった格好をしていると思いました。
しかし、『マクセンティウス帝』は建設中に「シルウィウスの戦い」で『コンスタンティヌス帝』に敗れて戦死してしまいます。
完成は『コンスタンティヌス帝』の時代でした。
そして6世紀には、医師たちの守護聖人双子のコズマとダミアーの名前を関した教会になっていました。
『フォロ ロマーノ』を歩いているといろいろな時代のローマの遺構を見ることができます、その時代時代で、多くの古代ローマ人が様々な思いを秘めてここを行き来していたかと思うと、私にもいろいろな思いが胸に湧き上がってきます。
これも旅の大きな楽しみの一つです、あなたも旅に出かけるときにその場所に関する本を一冊、ポケットに入れていくことをお勧めします。そうすると一歩踏み込んだ体験ができると思います。