天使たちが並ぶ サンタンジェロ橋 ローマ

2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 ★天使たちが並ぶ サンタンジェロ橋 ローマ

 『サンタンジェロ城』を書いた後に書こうと思っていて忘れていました。

 『サンタンジェロ城』の入り口から対岸に向かって橋が架かっています、これはまだこの建物が『ハドリアヌス帝』の霊廟として建てられた時期と同じ130年ごろ架けられました。ずいぶん古いものです。




 テベレ川をはさんで左側からとった画像です。

 その後17世紀『教皇クレメンス9世』の時に、『ベルニーニ』に依頼して、この橋に彫刻が置かれました、もともとは『ベルニーニ』の作品も2体ありましたが、教皇があまりにも素晴らしい出来なので、ほかの美術館に移しました。

 現在の彫刻は模刻です。




 『サンタンジェロ城』のそょう面からとった画像です、お城を挟むように天使が立ち並び、そしてお城の頂点には『大天使ミカエル』がまさに剣を収めようとしているそんな情景になっています。

 一刻も早く剣が収められ、イタリアと世界中のコロナがなくなってほしいものです。

 それでは端に並ぶ天使のいくつかを見ていきましょう。




 天使にしてはたくましい筋肉の足です、ルネッサンス時代の芸術は人間の体に忠実に作っていくことがモットーでしたから、ただ美しいということだけではなくこういったところまで丁寧に作られています。







 3体見てもらいました、レプリカとはいえなかなかどうして素晴らしいものではないでしょうか?たぶん『ベルニーニ』の弟子たちが思う存分制作に励んだのでしょう。そのノミを打つ音が聞こえてくるようです。