ゴシック建築と共に開花 ドゥオーモ ミラノ

2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 ゴシック建築と共に開花 ドゥオーモ ミラノ






 ステンドグラスの歴史は古く、5世紀のフランスの文献にすでにその存在が書かれています。

 上記画像をご覧ください、色にしろ、形にしろ、物語性にしろ素晴らしいです。

 もともとステンドグラスはロマネスク時代は、字が読めない人たちに布教するための物でした。




 ですから、ステンドグラスの歴史はキリスト教の歴史といってもいいと思います。

 次のステンドグラスですが、デザインがなんとも現代的で、現代の建築物にも会いそうです。




 『ドゥオーモ』が建て始められたころは建築技術も向上して、特にこの教会に関してはその時代の建築技術の粋を集めて建設されていましたので、窓を広く、そしていろいろな形に取ることができたのです。

 このステンドグラスのデザインは、たぶんロマネスク時代のデザインを模したものだと思います。




 見ていただいているように、窓の形もそれぞれに違っています。そしてそのステンドグラスの周りの装飾も見事です。

 色彩も様々で、そのステンドグラスによって統一されています、青系統の組み合わせも素敵ですね。




 このステンドグラスは、バラ窓と一体になっているのでしょうか。

 物語的には、キリストを下段中央に、聖職者やセイント、天使が描かれています。

 時間がある時は是非一つ一つのステンドグラスに足を止めてみてください。

 必ず何か感じるものがあると思います。