少女がふわりと ガツレリア・デ・イタリア ミラノ


2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 
★少女がふわりと舞ったそのつま先 ガツレリア・デ・イタリア ミラノ





 この作品も『ガツレリア・デ・イタリア』で訪問時行われていた特別展の作品です

 『ベルテル・トラベルセン』19世紀の彫刻家、生まれはデンマークですが10代のころイタリアに留学したのち定住しました。

 まだあどけない少女が、まさに舞を舞をうとした瞬間がとらえられています、それも舞台上ではなく、どこか芝生の庭のようなところかもしれません、何か楽しくて自然に体が動いたそんな雰囲気を感じます。

 体を覆っている薄い繊維が体の線を浮き立たせています、ふわりさらさらとした感触が伝わってきます。




 後ろ姿もとてもきれいです、まだそれほど豊満ではない少女のお尻の感触を衣服がさらりと見せています、そしてその下のひだへと流れています。細い方と首筋、思わず息をのみます。




 違う角度から見てみます、ドレスをつまんで、今、一歩足をはねだしたところでしょうか、足の躍動感、軽やかさが伝わってきます。


 


 そしてつま先、少女の踊りの躍動感がこの指先に凝縮されたかのようです。