粗削りな野趣に溢れる ガツレリア・デ・イタリア ミラノ


2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 
★粗削りな野趣に溢れる 少年と犬 ガツレリア・デ・イタリア ミラノ





 この作品も昨日の" Young Dancing Girl"と同じ『ベルテル・トルバルセン』の作品です。

 会場では少し離れたところにあったので、同じ彫刻家の物とは思いませんでした。

 この作品は" Tha Shepherd Boy"1822-25年の間に作成されたもののようです。昨日の少女の軽やかなダンスとは一転して、素朴にして粗削り、野趣味満載の作品です。

 全裸の犬を連れた羊飼いの少年でしょうか、切り株に座って、厳しい視線をあらぬ方に送っています。

 いったい何を見据えているのでしょうか?

 ノミの跡が見えるような荒い削り方でそれがかえってワイルドな印象を私に与えます。