絵画の修復も ブレラ美術館 ミラノ


2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 
★気の遠くなるような絵画や、彫刻の修復作業 ブレラ美術館 ミラノ


 絵画も彫刻も長い年月のあいだに、退職や、破損、汚れ、他人による描き直しなどのいろいろな問題が起こります。

 色々な美術館を回っていると、時々この修復作業に出くわします。

 私が美術館巡りを始めたころには修復作業を見ることはあまりありませんでした、たいがい展示してある部屋でほかの作品をどこかに置いて、作業を行っていました、そしてそんな姿を垣間見て、「こんな風にやっているんだ」と思ったものです。




 最近は、上の画像のように、展示室の一角に、ガラス張りの修復の場所をしつらえて、お客様に見えるように作業をしているのをちょくちょく見かけるようになりました。




 このように「修復師」さんが中で作業をしているのがよくわかります、双眼の拡大鏡を着けて、本当に小さな部分の色、形などをオリジナルの拡大でしょうか資料で確認しながら、めんぼうで少しづつ少しづつ修復していきます。

 見ていると気が遠くなるような作業です、このような貴重な作業によって、芸術品が保たれ、それを私たちが鑑賞できるわけです。

 本当にありがたいです。

 ここ作品の作者は"Lornzo Lott" だと思います。

 あなたも是非このような光景を目にしたら、素通りせずに是非しばらくの間その作業を観察してみてください、新しい感動が発見できると思います。楽しいですね。