
2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。
★天国から地獄までを描いた天井画 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 フィレンツエ

昨日は、ちょうど天井画が始まる所に架けられている周り廊下のような場所から、反対側をとった画像をご紹介しました。
今日はもう少し望遠で寄って、見てみましょう、中央に見える八角形の明り取りの下に描かれた物から、下に向けて五層の絵になっています。

もう少し一層目に寄りましょう、フィレンツェのルネッサンスらしいですね、ギリシャ神話の神々でしょうか?
キリストを中心にあらゆる者たちがここに描かれています、まさに天地創造の神ですね、この神なくしてはギリシャの神もなかったということでしょう。

角度を変えてみてみましょう、五層目は地獄なんですね、悪魔たちが地獄に落ちた人を痛めつけています、気っとルネッサンス時代の人たちもこの地獄絵図を見て震え上がったことでしょう。識字率が低かったこのころ下層市民を脅かす装置としては最高だったんでしょうね。

煉獄の様子が事細かに描かれています。

そして最後に私に一番近い面を撮ったので、画像がひしゃげてしまいました。
まさに筆舌に尽くしがたいとはこのことについて言った言葉だと思います。
実際に見るのとはもちろん大きな違いがありますが、少しは雰囲気をわかっていただけましたでしょうか?
