ピエタ ピエタ ピエタ ミケランジェロ 大聖堂付属博物館


2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 ピエタ ピエタ ピエタ ミケランジェロ 大聖堂付属博物館


 『ミケランジェロ』は4つの『ピエタ』を制作したといわれていますが、1つは真偽がはっきりとしていません。

 ここではオリジナルは『ミケランジェロ』が制作した『ピエタ』3点をご紹介します。

 そして今日の主人公は『大聖堂付属博物館』のあるピエタ


 まずは『サン・ピエトロ・大聖堂』にあるピエタミケランジェロ』が20代の頃に制作したデビュー作




 『マリア』は若く美しくつつましやかな風情で、『イエス』は悲しみを全身で表現しているようです。

 とても美しく、本当に光り輝く作品です、しかし美しすぎて作り物感があります。





 この作品が今日の主役大聖堂付属博物館にある『ピエタ』です。


 この作品は未完成です、未完成というよりはどうも製作が放棄され、一部は『ミケランジェロ』によって破壊されたものだそうです。

 それを、ほかの彫刻家が修復したといわれています。向かって左側にいる昨日の主役『マグダラのマリア』は修復の時に付け加えられて物といわれています。

 また、『イエス』の後ろにいる人物は『ニコデモ』ですが、この顔はミケランジェロ自身がモデルだといわれています。




 最後は『ロンダニーニのピエタ』『サン・ピエトロ大聖堂」の『ピエタ』と比べてみてください。

 その違いは歴然としています。『ミケランジェロ』が言うように、石の中から掘り出されたということがはっきりと理解できます。

 どちらの作品も素晴らしく、心の中に響いてきます、私としては、『ロンダニーニのピエタ』が好きです。

 ではまた明日もあなたと博物館探検をしましょう。