ストロッィ家の礼拝堂 サンタ マリア ノベツラ教会 フィレンツェ


2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 

★ストロッィ家の礼拝堂 サンタ マリア ノベツラ教会 フィレンツェ

 

『サンタ・マリア・ノヴェツラ教会』側廊の左側最初の礼拝堂が、『ストロッィ家』の礼拝堂です。

 

 

正面にはビザンチン様式の祭壇画があり、その上に『アンドレア・ディ・チョーネ』の『裁きの日』のフレスコ画、そしてその中央に『聖母子像』その下が『聖トーマス アクイナス』

アンドレア・ディ・チョーネ』は14世紀の画家で、このフレスコ画は彼の最高の作品といわれています。

それでは左右の壁のフレスコ画も見てみましょう

この作品は煉獄と地獄を描いたものだそうですが、破損が激しく良く見ることができません、残念です。

 

右側です

 

 

こちら側には天国が描かれています、中央に天使が描かれ、天使の一人がさらに上にいる二人の人物を見上げています。『イエス』と『預言者ヨハネ』でしょうか。

14世紀の絵ですから、遠近法も、動きも感じられませんが、フレスコ画でありながら、一人一人、一つ一つがとても精緻に丁寧に描かれています。

 

天井です、ここにも素晴らしいフレスコ画が施されています。

 

 

ここには四人の聖人が描かれています。

Jerome,Augustine,Gregory the Great and Ambrose.

この四人なんでしょうか。

ステンドグラス、そしてビザンチン様式で描かれた祭壇、それを囲むようにすべてが調和して存在できるフレスコ画、本当にに素晴らしい総合芸術ですね。