ファサードは剥き出しの下地です サン・ロレンツォ聖堂 フィレンツェ


2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 

ファサードは剥き出しの下地です サン・ロレンツォ聖堂 フィレンツェ

 

サン・ロレンツォ聖堂建築複合体

サン・ロレンツォ聖堂のファサードは『ミケランジェロ』が設計しましたが、装飾は実施されることなく、むき出しのまま現在に至っています。完成されれば、建築家『ミケランジェロ』の傑作作品になる予定でしたが、残念ながら、フィレンツェの混乱のために、1520年には契約が解除されました。

その結果現在もむき出しの下地だけのファサードとなっています。

 

中に入ってみましょう、内部の設計は『フィリッポ・ブルネッレスキ』です。

 

 

素晴らしい主祭壇ですね。非常に計算された造りになっています。

垂直な線と、水平な線が、見事に調和して中央の磔刑のキリストが浮き出します。

もう少し近づいてみましょう。

 

 

ここまで近づくと祭壇に施されている様々な飾りがよくわかります。

そして上を見ると丸天井のフレスコ画が目に飛び込んできます。

『ヴィンチェンツォ・メウッチ』 

フィレンツェの聖人たちの栄光と四福音史家』1742年

 

 

この素晴らしい丸天井のフレスコ画をゆっくりとご覧ください。