側廊の祭壇から サン・ロレンツォ聖堂 フィレンツェ


2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 

★側廊の祭壇から サン・ロレンツォ聖堂 フィレンツェ

 

ロッソ・フィオレンティーノ(1495-1540) 聖母マリアの結婚

 

 

この画家は、『ウフィツィ美術館』でも見ました。

とても繊細できれいな絵ですね、この人の描く人の顔には特徴があります、

かなりメリハリが効いた、派手目の化粧をしたような顔です。

 

デジテリオ・ダ・セッティニヤーノ(1430-1464) 聖体用祭壇

 

 

このレリーフを見た時、思わず歩みを止めて、かなりの時間見とれました、

それほどに美しい作品です。非常に精巧なものなんです。

上部は子どものキリストと二人の天使。

中央部は、遠近法を取り入れたたぶんこの聖堂と群衆。

両脇に聖人を模した蝋燭立てですが、この二人とも微妙に服装も体制も違うのです。

 

 

極めつけは、台座の部分に彫られた、ピエタです。

とても素朴に描かれていますが、

マリアの悲しみ、慈しみがその表情から良く伝わってきます。