天井画が素晴らしい ポッチェッティの通路 パラティーナ美術館


2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 

★天井画が素晴らしい ポッチェッティの通路 パラティーナ美術館

 

次は『ポッチェッティの通路』に移ります。

17世紀にはこのような通路は大公の私的領域と、大公妃の私的区域をつなぐ物でした。

19世紀にこうして区切られて展示室として使われています。

 

 

この通路自体は、『コジモ二世』の治世の1620年から始めて1625年に完成しました。

設計したのは、『ポッチェッティの通路』の名前に冠されている『ポッチェッティ』

と考えられていましたが、実は弟子の『ミケランジェロ・チンガネッティ』でした。

名前変えないんですね。

 

 

このリュネット(扉の上にある扇形の小窓)には、

フィレンツェ』と『シエナ』の寓話が描かれているようです。

さて天井を見てみましょう。

 

 

リュネットの絵と相まってとても素晴らしい輝きを放っています。

題材は『信徳』『正義』『剛毅』が描かれています。

細かい絵が、隙間なくびっしりと描かれていますね。