まわりの空気が パラティーナ美術館 ピッティ宮


2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 

★まわりの空気が清浄に感じられる パラティーナ美術館 ピッティ宮

 

マルスの間〉

 

『バルとロメ・エスティバン・ムリーリョ』(1617年-1682年)

『聖母子』(1650年頃)  

 

 

私は『マルスの間』でこの絵を見たときに、一瞬この絵の周りに、

違う空気の動きを感じました、何かきれいで、涼しい空気が流れてくるのです。

思わずしばらくの間この絵の前で立ち止まり驚きにとらえられました。

私は『ムリーリョ』の描く子どもたちの絵が好きです。

友達と戯れながら無心に果物を食べている、

そんな他愛もないことですがその中に親しみと温かさを感じさせる

彼の絵が好きでした。

 

 

しかしこの絵にはまた違った、感じを味わいました。

とても美しい絵なのですが、その美しさだけではなく、私の心に

さっき言った清浄な空気を送り込んでくれた絵なのです。