ブルージュの至宝 グルーニング美術館 ブルージュ ベルギー


2017年訪問 欧州と日本の美術館 その9

 

ブルージュの至宝 グルーニング美術館 ブルージュ ベルギー

 

ブルージュ』はベルギーにある小さくてとても素敵な都市です。

そして『グルーニング美術館』はその緑多き街にある小さな宝石のような美術館です。

 

 

外観は森の中にある洋館といった佇まいです。

 

 

このドアをくぐると美術館のエントランスがあります。

なんか地方の小さな美術館といった風情です。

 

 

中に入ると券売所とロッカーが置かれています。

この美術館は、1930年に開館した、市立の美術館です。

国立の美術館ではないのですが、大変価値のある作品がたくさんあるのです。

 

 

ヤン・ファン・エイク』(1395-1441)

ヴァン・デル・パーレの聖母子(1434頃)

ヤン・ファン・エイク』は油彩技法や、道具の発明者といわれています。

『初期フランダース絵画』の最高峰です。

その中でもこの、『ヴァン・デル・パーレの聖母子』は代表といわれる作品で、

正確なデッサンに基づいた写実的に描かれた聖母の表情は見事ですね。

また、それぞれの衣装の質感や、ファブリックの感触の違いまで伝わってくるような

表現は、彼ならではのものだと思います。

 

 

場所は地図で確認してください、聖母教会の近くです。

ブルージュはとても素敵な街なので、ぜひ体感しに行ってくださいね。