象の背中に乗られた菩薩様 妙法院 京都


2021年6月訪問

 

象の背中に乗られた菩薩様 妙法院 京都

 

妙法院』は、『三千院』と同じく「天台山門跡」です。

由緒あるお寺さんですが通常は非公開で、中を見ることができません。

江戸時代には『三十三間堂』を管理下に置いていました。

 

 

『宸殿』です。明治時代にたてられたもののようです。

 

 

『七卿碑』「幕末 文久三年(1863)8月、公武合体派と対立する勤皇急進派の

三条実義卿一行が妙法院に集結、合議の末、

市内戦を回避、後の維新を期して西国へ向けて出京したという

七卿落ち」の記念碑(妙法院説明書き)

 

 

そしてその奥に本堂があります。

本尊は《普賢菩薩騎象像》増高140センチ 鎌倉 重文

ご本尊は通常中に入ってお顔を拝見することはできません。

外からガラス窓越しにご尊顔を拝します。

お体は華奢で、ほっそりとした顔つきをなさっています。

蓮華の上に座って瞑想されています。

衣は薄く、衣紋も控えめです。

比べて像はどっしりとした体躯をしています。

鎌倉時代ですから、作者は実物の像を見たことがないはずです、

大陸から伝わってきた絵を見て書いたのでしょう、それにしては写実的です。

 

 

本堂の周辺から裏に回る道ですが、公開されていませんでした。