ミネアポリス美術館 日本絵画の名品  伊藤若冲  叭々鳥図 サントリー美術館


2021年6月訪問

 

ミネアポリス美術館 日本絵画の名品  伊藤若冲  叭々鳥図  

サントリ ー美術館

 

《叭々鳥図》 江戸時代 18世紀 一幅 紙本墨画

 

 

伊藤若冲

 

叭々鳥が橋の下にとまっています。

この鳥が急降下している様を描いた作品は「岡田美術館」で見ました。

まさに同じような顔つきをしています。

中央より少し左に鳥と橋を配し、あとは空白です。

若冲』がどのような思いでこの鳥を描いたのかわかりませんが、

このユーモラスな表情をした叭々鳥を見ていると、

彼のこの鳥に対する温かい愛情のようなものを感じます。

時にとてつもなく細密に描く鶏もいますが、

この作品では筆の赴くままに描かれています。

前回ご紹介した《旭日老松図》と筆のタッチが似ています。

 

 

会場ではこのような配置で作品二点がかけられていました。