波乱万丈の人生 スザンヌ ヴァラドン


スザンヌ・ヴァラドン』(1865-1938)

 

 

《自画像》(1927) 油彩 木に貼られた段ボール (モンマルトル美術館)

スザンヌ』の人生は波乱万丈でした。

10代の頃はサーカスの曲馬乗りなどもやりました。

結局落馬して仕事を続けられなくなりました。

 

 

《『家族』のための研究》(1913)(ユトリロ・ヴァラドン美術館)

サーカスの仕事ができなくなった彼女は、画家のモデルの仕事を始めました。

ルノアール』のお気に入りのモデルになり、彼女もひそかに彼に心を寄せました。

そのうちにいろいろの画家のモデルにもなりました、とくに『ロートレック

も彼女に熱を上げました、しかしその時『ロートレック』は梅毒を病んでおり、

関係はうまくいきません。

しかし、彼は1枚の絵から『スザンヌ』の才能を見抜きました。

そして彼女は絵を描き始めました。

 

『モーリス・ユトリロ』(1883-1955)

 

Rue des Epinettesinettes(1936) 油彩 カンバス (ユトリロ・ヴァラドン美術館)

 

また『スザンヌ』は画家『モーリス・ユトリロ』の母親としても知られています。

しかし、その父親は彼女の乱脈な生活からわかっていません。

ルノアール』かもしれないと考えている人が多かったようです。