ジャンボローニア サビニ女たちの略奪 アカデミア美術館    フィレンツェ


2020年1月訪問

 

ジャンボローニア サビニ女たちの略奪 アカデミア美術館 フィレンツェ

 

サビニ女たちの略奪》(1574-1582)

 

 

『ジャンボローニア』(1529-1608)

 

『アカデミア美術館』には、『ミケランジェロ』の《ダヴィデ》

ほかたくさんの彫刻が展示されています。

その中でもこの作品は私がとても気に入った彫刻です。

記銘板が張られていますのでこれが正面です。

 

 

『ジャンボローニア』はマニエリズムの彫刻家です。

私が感心したのはこの3人の躍動感です。

そのお尻から太ももの筋肉の盛り上がりが、力を込めていることを示しています。

一番下の年老いた男性を足に挟み、嫌がる女性を押さえつけようとしています。

腕の筋肉も女を離すまいと力を入れて盛り上がります。

 

 

この作品の題名《サビニ女たちの略奪》は、

イタリアの国造り神話に基づいたものです。

ローマを作ったといわれる『ロムルス』が隣接する市民をだまして、

不在となった都市を襲い女たちを略奪するというくだりです。

右に回った画像です、若い男が正面になり女を横抱えにしている様子がわかります。

 

 

この角度から見ると、女は逃れようと身をよじって抵抗しますが、

男の手はがっちりと女の体をつかんで離しません。

女の手は真っすぐ天に向かっています、

解放されたいという気持ちが込めれれているかもしれません。

そして女たちは男たちにローマに連れ去られそこで男たちと結婚をします。

 

 

この角度が一番全貌をつかむのにい角度ですが、照明が入ってしまします。

その後サビニの男たちは女を連れ戻すためにローマに戦いを挑みます。

しかしその時はすでに女たちはローマの男たちと結婚して子供ができていたので、

女たちはサビニの家族も、ローマの家庭も壊したくないという気持ちから

真ん中に飛び込みます。

間一髪でこの戦いは収まります。

この作品は一塊の大理石から丸彫りされています。

こう語ってきましたが、じつは。

この作品は作者はあらかじめこのタイトルとして彫刻していたのではないのです。

この作品が設置されるところが決まってからこの名前を付けました。

りっぱ!!