主祭壇のモザイクにキリスト サクレクール寺院 モンマルトル


2019年10月、2021年11月26日訪問

 

主祭壇のモザイクにキリスト サクレクール寺院 モンマルトル

 

エントランスを入るとまず目を引くのが主祭壇円天井のモザイクです。

 

(2021年10月撮影)

中央にイエス・キリストが十字架型に手を広げ、

左には聖母マリアそして右には洗礼者ヨハネです。

そしてその周囲には、天使や聖者たちが立ち並び、主を賛美しています。

バックの青や、金の使い方が何となくビザンチン様式を思い出させます。

基本的には丸形のアーチが多用され、

部分によっては奥行きを感じさせるように連なっています。

 

 

(2019年10月撮影)

礼拝堂の丸屋根のモザイクです。

この作品には聖母マリアが中心に描かれています、そしてその周りに二人の天使。

下には聖人が勢ぞろいしています。

これもビザンチン様式がベースになっていますね。

丸天井の下には今度は丸いアーチの明り取りが周りを囲い、

そこから自然光が差し込むようになっています。

そして下のステンドグラスの部分においても、丸形のアーチで統一され。

全体的な調和が保たれています。

 

(2019年10月撮影)

この部分にもモザイクが施されています。

この武運上は主祭壇上のモザイク画と同じく、青と金で描かれています。

そして下の部分で、背景が金の絵が出現してそれぞれの調和を図っています。

近代に作られたものなので、デザインは伝統的な様式をベースにしながら

新しい感覚で描かれています。