美しいステンドグラスがまだあります サクレクール寺院


2019年10月、2021年11月訪問

 

美しいステンドグラスがまだあります サクレクール寺院 モンパルナス

 

ここサクレクール寺院にはまだまだ美しいステンドグラスがあるんですよ。

 

 

(2019年10月撮影)

このステンドグラスは昨日の3作とはまた色合いが少し違います。

絵の部分のデザインも少し抽象画のように、細かい部分が省略されています。

そして空白部分が生まれ、それだけに明るく感じる作品となっています。

大理石造りの天使の彫刻がステンドグラスの前にあり、くっきりと浮かび上がります。

 

(2021年11月26日撮影)

この作品は昨日の最初に取り上げた作品と色調は似ています。

この3連のステンドグラスも、昨日紹介したものと同じような周囲になっていて

円形のアーチの部分は上から徐々に小さくなり、

ステンドグラスを囲んでいる縁の下の部分は飾りの柱が台座に据えられており、

とても安定した感じを与えます。

窓の飾りのデザインと一体となった高い芸術性を感じます。

 

(2021年11月26日撮影)

ステンドグラスを通る光がときにはこんないたずらをしてくれます。

ステンドグラスを通過した光がちょうど壁画の上にかぶり、

なんとも幻想的な雰囲気を醸し出しています。

ステンドグラスはその時代によっても造りが異なり、時代性も反映します。

デザインも時代や作家、教会のある地域によっても違うので、

そんなところも見どころにしていくと楽しさが倍増します。