一日の始まりは散歩の始まり さあ歩こう


 散歩はあてもなく歩くので、その日の出発点だけ決めます。

 今日は『モンパルナス』駅から歩きましょう。

 モンパルナス駅は、パリ市内に6カ所ある郊外列車の駅です。

 

 

 モンパルナス駅の周辺はあまりきれいと言えません、それはパリジャンたちがごみを無造作に捨てるからです、歩きたばこのポイ捨てもふつう。特に早朝の街は汚い。路上飲みはパリではコロナの前からあたりまえ、それでビールのビンが散乱していたりします。

 ガイドブックやムック形式のパリの情報誌を見てパリにあこがれて「実際に来てみてがっかりした」という人も少なくありません。パリも他の街と同じように決して花の街ではないので、あまり頭でっかちに情報を詰め込んでこないほうがいいかもしれませんね。

 コロナが蔓延する前と今と比べてみると歩きたばこの人がへり、喫煙率は明らかに減っているようにみえます、タバコが大好きなフランス人もきっとコロナで肺を大切にするようになったのかもしれません。

 昔は私もゴロワーズやジタンを吸いながら街を歩きました。ジャン・ポール・ベルモントがだらしなく口の端にぶら下げるように吸っていた両切りのゴロワーズがみょーにかっこよく感じられたものです。

 「モンパルナス駅」中・遠距離列車が発着するので、いつもたくさんの人で混雑している駅、『ベルサィユ宮殿』に行くのに利用すると早く行くことができるので利用された方も多いと思います。

 

 

 数年前リニューアルされて、暗くてゴミゴミした感じの駅が明るい色彩で溢れる駅に生まれ変わりました。

今日の散歩はここから始めます。