
グラン・エクスプローラトウル庭園の先はまた違う公園でエスプラネード・ガストン・モネビル(Esplanade Gaston Monnerville)といいます。
ガストン・モネビルはフランスの上院議員でした。アフリカ系フランス領のギニア人でした。
気持ちのいい並木道が続いていて天気のいい日の特別の散歩道になります。あなたも歩いてみることをお勧めします。
この並木道は栗の木です、花の時期には白い花が咲き揃って綺麗だそうです、私はまだ見たことがありませんが見てみたいものですね。
ベンチが置いてあるので疲れたら少し休みましょう、そしてゆっくりと目をつぶってみてください。木立を行き交う風のささやきが聞こえてくるかもしれません、それとも鳥のさえずりかもしれません。
エスプラネード・ガストン・モネビルにはたくさんの彫刻が置かれています、それがとても素晴らしいものなんですね。夜明け、昼、トワイライト、夜それぞれに彫刻で表現されています。
フランソワ・ジュフロワ(1806-1882)
《夜明け》
頭に星を付けた女神、夜の女神でしょうか?星の女神かもしれません。
大きく手を開いて下を眺めています。
そして足元には青年が手を庇にして天を仰いでいますまぶしいのでしょうか、夜が明けて太陽が上がってくるところなのですね。
ぺラウド・ジャン=ジョセフ
《昼》
昼の女神でしょうか男に水を与えています、男の身なりからすると狩人のようです、獲物を取る武器を手に巻いています。
男の肩の筋肉の盛り上がりと女性の首筋から背中に至る線の滑らかさの対比が際立っています。
ギュスタフ・クラウク(1827-1905)
《トワイライト》
男はアンニュイのポーズ女も何となく怠惰なポーズです。
1日の労働を終えて何となく疲れてもいるし、リラックスしたいといった時間なんでしょう。そんな雰囲気がよく出ていますね。
誰が置いたかベアーちゃんフランス人のジョークなんでしょうがあまりしゃれたものではありません。
チャールズ・ガメリー(1827-1905)
《夜》
男と女が熱い眼差しを交わしながら何か語らっています、これから来る帳の時間にむけて、今日1日の出来事を語っているのかもしれません。
後ろにいるのは犬なんです、この犬も昼間は一緒に働いているのかもしれません。
この並木道をずっと歩いて行くとリュクサンブール公園に入ります。