パレ・ド・トーキョーはなんでトーキョー


 これからあなたと美術館を巡りながら散歩をします。

 まずシャイヨー宮からプレジダンウイルソン通りを歩きます、しばらく行くとイエナの地下鉄の駅が見えてきます、その先を少し行くとサークルになっています、中心にはジョージ・ワシントンの像が立っています。  

 ガンダーラ時代や、中国などの仏教美術品を多く収蔵しているギメ東洋美術館はこのサークルに面しています。

 

(2021年11月撮影 i-phone11pro)

手前の銅像はジョージワシントンです。

そしてその後ろに映っているのがギメ東洋美術館です。

 その先を進むと半円形のTokyo広場が見えてきます。この手前にある建物がパレ・ド・トーキヨーです、あれ何でここにトーキョー「東京都が寄付したの」と思いますが違います、実はプレジダンウイルソン通りの1本セーヌ川沿いにニュー・ヨーク通がありますが、この通り第2次世界大戦前まではトーキョー通りという名前だったんですね、だからこの建物の名前はパレ・ド・トーキョウなんです。

(2021年11月撮影 i-phone11pro)

パレ・ド・トーキョーの入り口、エキジビションの案内がたくさんでています。

 パレ・ド・トーキヨーは二つの美術館があり、建物は東翼と西翼に分かれています。パレ・ド・トーキョーの方にはコンテンポラリーな現代美術を中心とした展示場があります、コンテンポラリーアートが好きな人にとっては外せないポイントです。

 そして、一体となっているその隣の東翼の建物ですがここはパリ市立近代美術館です、ここには20世紀以降の絵画や彫刻が15,000点以上収蔵されています。

 

(2021年11月撮影 i-phone11pro)

この画像は前の画像と反対側のセーヌ川方面から写しています。

 

 美術館としては古代から19世紀までをルーブル美術館が、印象派から後期印象派ナビ派ラファエロ前派印象主義周辺がオルセー美術館、そして、ポンピドーセンターにある国立近代美術館とパリ市立近代美術館が近代絵画や彫刻を受け持っています。

 この建物自体は1937年パリ万国博覧会の際に近代美術宮殿として完成しました、1930年代を代表する建物といわれています。