2025年白ヤギのパリ散歩最初はエッフェル塔からプチパレまでだよ
エッフェル塔 ギメ東洋美術館 パリ市立近代美術館 ジョージワシントンの騎馬像 自由の炎 ヌーベル・フランス庭園 プチパレ
の順に歩いていきますよ その2
きのうは歩き初めにエッフェル塔についてお話ししました、
今日はエッフェル塔を眺めたシャイヨー宮からこの建物についてお話ししましょう。
さてこのシャイヨー宮ですが、歴史は古く16世紀にシャイヨー宮一帯を所有していたエステ枢機卿イッポーリト2世からアンリ2世の妻カトリーヌ・ド・メディシスが買い取りシャイヨー城を作ったことに始まります、カトリーヌの夫アンリは18歳年上の愛人を寵愛して彼女には興味を示さなかったといわれています。このような境遇の中で、政治に関与することも禁じられたカトリーヌが自らの存在を明らかにするために、このシャイヨー宮一帯とその先の土地を手に入れて様々な建築物や公園を作ることに力を入れたのかもしれませんね。
現在の建物は時代が変わり1811年にナポレオンによって宮殿の建築が始まりました。ナポレオンの回顧主義的的発想で、この宮殿はローマ時代の神殿に模したものとなり、新古典主義建築様式の建築家ルイ=イボリット・ポワローらによって建設されました。
散歩はシャイヨー宮を出てプレジダン・ウイルソン通りに入ります。
プレジダン・ウイルソンはアメリカの大統領で、フランス・イギリス・ロシアの連合国側につき第1次世界大戦を勝利勝利に導きました。この功績によりこの名前が付きました。
プレジダン・ウイルソン通りを少し行くと地下鉄のイエナ駅があります。この地下鉄の駅と道を挟んで見えるのが、ギメ東洋美術館です。
ココには名前が示すように多くの東洋の美術品が収蔵されています。東洋の美術に興味のある方はぜひこの美術館を訪れてください。
東洋美術館を過ぎてしばらく行くとパレ・ド・トウキョウが見えてきます。パレ・ド・トウキョウは1937年に近代美術宮殿として開館しました。
現在は、パリ市立の「近代美術館」が東館に、国立の「パレ・ド・トーキョー現代美術サイト」が西棟に入っています。
なぜ、パレドトウキョウかというと、第2次世界大戦までは「プレシダン・ウイルソン」通りは「トウキョウ」通りだったのです、このためこの建物はパレ・ド・トウキョウと命名されたわけです。前の通りは名前が変わりましたが、この建物の名前は残りました。
この美術館には大変貴重な作品がたくさん所蔵されています。
その中でも特筆すべきはフォービズム派の両雄マチスの「ダンス」とデュフィーの「電気の精」です。
これらの作品は両方とも、巨大な壁画です。
私はデュフィーの「電気の精」が好きです。
この作品んの前に立つとあたかもこの作品から放射される色彩のシャワーが私を包みまったく異次元の世界に連れて行ってくれるような気持になるからです。
この2作品を見るだけでも十分満足なのですが、そのほかにもピカソの「招魂(カサヘマスの埋葬)」モジリアニ「青い目の女」フジタの「礼拝」など素晴らしい作品が山盛りです。
それも、入場料は無料そして通常はあまり混んでいません。
ぜひぜひ皆さん行ってみてください。
また、特別展が開催されていることもあり私が訪問した4月2日にはマチスの特別展が開催されていました。
2025年4月2日訪問 iphne15pro