2025年白ヤギのパリ散歩最初はエッフェル塔からプチパレまでだよ
エッフェル塔 ギメ東洋美術館 パリ市立近代美術館 ジョージワシントンの騎馬像 自由の炎 ヌーベル・フランス庭園 プチパレ
の順に歩いていきますよ その5
ヌーベル・フランス庭園の歴史を探るとやはりこのひとカトリーヌ・メディシスが出てきます。
カトリーヌ・メディシスはイタリアの名門メディチ家から来た女性です。
彼女はアンリ2世の妻としてイタリアからはるばるフランスにやってきたわけです、フランスはこのメディチ家からの輿入れについて巨額の持参金を期待していたのですが、彼女を庇護する教皇が逝去して、変わった新教皇はフランスとの盟約を解除したため、巨額の持参金は未払いになったようです。
それにしても、カトリーヌはパリのシャイヨー宮からシャンゼリゼ一体とルーブル要塞までの土地を買い取ったのですから、相当なお小遣いを持っていたのですね。
昨日はこのヌーベル・フランス庭園入口に立ちました、今日はそこから歩を進めましょう。
公園に入るとまるで別世界に来たような静寂と緑が私たちの前に広がります。それほど広い庭園ではないのですが、パサージュをうまく配置しているので、散策を十分に楽しめます。
庭園にあるアルフレッド・ド・ミュセの記念碑 「詩人の夢」があります。ミュセはロマン派の詩人で、ジョルジュ・サンドをめぐって恋のさや当てをショパンと演じました。
庭園の中にはこうしたせせらぎや、池などもあり何かモネの世界を想像させますが、ここは1900年のパリ万国博覧会の際にスイス館として企画された場所を壊してこの公園が作られたので、モネがここを歩いたかどうかは定かではありません。
この木の後ろに見えているのがグランパレです。
こうして何か現実離れした庭園を歩いていると、芝生が植えられているエリアもあり、お弁当を食べている人や、お昼寝をする人、愛をささやく恋人などそれぞれが思いもいに時を過ごしています。
庭園を出ればもうお隣は、グランパレ、プチパレです。
どうでしたか、この散歩コースはまだまだ先に行くことができます。コンコルド広場からチュールリー公園を通ってルーブル美術館までも真っすぐです。
あなたの散歩の参考になれば幸いです。そしてあなたはあなたのお好みの散歩道を探してみてください。それではまたお会いしましょう。