アプスに描かれた玉座の聖母とても素晴らしい作品でしたね。
そして今回はその上を見てみましょう。
位置関係からすると。

星のような模様の上に立ち、そしてその上を見てみます。

この礼拝堂には小さいながらもドームが付いています、そしてその中央には明り取りの窓が、放射線状に中心部へと向かう桟が付いています。
そこから自然光がさんさんと差し込んできます。
アプスとドームの意味
このドームについていろいろ調べてみました、そうすると今まで漠然と見ていたものに急に意味があることが分かりました。
アプスに描かれた玉座の聖母そしてその上に広がるドームの壁画そしてその周りを囲むようにし手描かれた4枚のメダイオンの中の絵、ここに描かれたものが一つの意味を持つことが分かったのです。
ドームの内側の4枚の絵
まず、ドームの内側に描かれた4枚の絵です。
画像一番上聖母子の前に3人の人物がひざまづいています、ここにその人物の名前が書かれています。
この人物たちですが、ノア 皆さんご存じのノアの箱舟ですね、ここではオリーブを咥えているハトが描かれています、そうです洪水が終わったことを知らせるために精霊がハトになって終わりを教えに来ました。そしてアブラハム この人はイサクの生贄が象徴的に旧約聖書に描かれています、アブラハムは神から命じられて息子のイサクを生贄にささげようとします、最終的には天使から止められます。そしてモーセ この人のエピソードは何回か映画にもなっているので、ご存じの方も多いと思います、シナイ山の山頂で神から十戒を授けられた人です。
この3人は旧約聖書の中で重要な役割を果たしていますが、あくまでも旧約聖書の中の神話としての登場人物です。ここでは族長たちの女王とした記載がなされています。
次は一番下の聖母マリアの両脇にひざまづく4人です、この4人はいずれも殉教者として有名な人たちです、この人たちについても一人づつ名前が記されています、一番先に書かれている人を紹介すると聖ステファノという人ですこの人はローマで最初に殉教した人とされています。殉教者の聖母として新約聖書に記載されています。
そして左側、ここには大天使として知られる2天使が描かれています。そうです、大天使ミカエルと大天使ガブリエルです。この2天使にマリアが十字架を与えています
ミカエルは神の軍隊を率いて悪魔と戦った天井の指揮官です、ですから手には剣と鞘を持っています。戦争の神様ですね。
ガブリエルはマリアに受胎告知をした天使として描かれるように、神の言葉や啓示を伝達する天使です。手にはユリを持っていることが多くここでもユリを持っています。またLと書かれた本を持っていますが、これは何か調べてみたのですが分かりませんでした、宿題ですね。
右側には、カタリナ・ジュヌビエーブ・アグネスとそれぞれ純潔を現わす聖女が描かれています。
そして4つのメダイオンに描かれている事柄ですが、1FI DEI 信仰、2SPES 希望
3CARITAS 愛 神への愛 隣人への愛 4FIDVCIA 信頼 を現わしています。
この玉座の聖母から4つのメダイオンはキリスト教の教義の3構造を示しているそうです、つまり中央には聖母マリアそして次の階層にはドームの内側に描かれている聖人や天使たち、そして3階層にはキリスト教の4つの教義が書かれています。
信者たちが上を見上げればすぐにこのことが理解できるようになっているわけですね。
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