それではサン・ジェルマン・デ・プレ教会の内部を見てみましょう。
この見取り図はこの平面図は、考古学者 E. Chauliat(E. ショリア/ショーリヤ)作図です。


画像は身廊の部分を教会のエントランス方向から主祭壇の方向に撮影したものです。
ロマネスク様式のアーチとゴシック様式の支柱と天井が時代を感じさせます。
とても色鮮やかですが、これはたぶん2024年パリオリンピックに合わせて修復されたののではないかと思っています。

19世紀に大規模な改修があり、イポリット・フランドランHippolyte Flandrin(1809年ー1864年)がこの大改修の監督をしました。イポリットは新古典主義の人だったので、改修後の造作には新古典主義が色濃く反映されています。
そして、この身廊上部の壁画も彼の作品です。身廊をぐるりと一周するように描かれていて、10組20場面で構成されている。
主題は新旧の聖書からとられており画像からはキリストの洗礼や最後の晩餐が見て取れます。

この画像は、主祭壇から後陣に向けて撮ってあります。この部分の壁画もイポリット・フランドランの物で、身廊上部の壁画との調和が見事です。

エントランスから身廊、主祭壇、後陣と軸線上に視線を定めて全体を表現してみました。いかがですか、雰囲気を感じていただけましたか?
細部については次回書きます。
2025年4月訪問 i-phne15pro