フランス パリ

この画像1枚の中に洗礼のすべてが現わされています

前回はセント・ジュヌビエーブ礼拝堂についてお話ししました、ジュヌビエーブはジャンヌ・ダルクと並んでパリの街を外敵から救った女性です。 今回はノートルダム・ド・ロレット教会の洗礼堂について書きます。 洗礼堂 洗礼堂はキリスト教の最も重要な儀式「…

パリを救った女性 セント・ジュヌビエーブ

前回は「聖ヨセフと幼子イエス」をご紹介しましたいかがでしたでょうか。 ヨセフの杖に咲いた百合 マリアの懐胎 処女懐胎 純潔 潔白そして百合がそれを象徴する。単純ではあるのですがその中で展開されるカソリックの論理興味深いです。 今回はパリの街の守…

杖に咲いた百合 ヨセフ

前回は「無原罪の御宿りの聖母」をご紹介しました。 この彫刻はシンプルですが、思わず像の前で見とれてしまうほどの良い出来です。 今回は「聖ヨセフと幼子イエス」です。 この「ヨセフ」は12人の使途のヨセフではなく、イエスの養父であり大工の「ヨセフ」…

芸術性に優れた穢れなき御宿りの聖マリア

ノートルダム・ド・ロレット教会のすぐれた芸術性と、そこに隠されたカソリックの奥義について「玉座の聖母」のページで説明しました。 今回は聖マリアが一人で胸に手を合わせて立っています。 無原罪の御宿りの聖母 この礼拝堂は前回の「玉座の聖母」と違い…

時には上を向いてそこには素晴らしい世界があるかも

アプスに描かれた玉座の聖母とても素晴らしい作品でしたね。 そして今回はその上を見てみましょう。 位置関係からすると。 扉の付いた礼拝堂 この先に何が 星のような模様の上に立ち、そしてその上を見てみます。 アプスの上にはさらに聖母のドームが この礼…

華麗な礼拝堂玉座の聖母子

前回までは身廊の主祭壇そして後陣までをお話ししました。 カソリックは信徒を確保する為に、信仰を広めていく為に、様々な工夫や努力をしながら布教活動を進めています。そして教会はその大きな役割を担っています。 最近カソリックの勢力が弱く待ってきて…

三層構造が美しい 主祭壇から後陣

今までに、ノートルダム・ド・ロレット教会の主祭壇までについてお話してきました。 円柱と説教壇、聖母子像を含んだ精緻なこの場の雰囲気、お分かりいただけましたでしょうか? 今回はその先にある主祭壇と後陣についてお話しします。 主祭壇とはその名前の…

ノートルダム ド ロレット教会の身廊に置かれた木像の意味

前回はノートルダム・ド・ロレット教会の説教壇についてお話ししました。 説教壇に込められた様々な仕組みやその美しさ、ご理解いただけたでしょうか? 今回はその対面に置かれている聖母子像についてお話しします。 説教壇と聖母子像の位置関係 説教壇と聖…

ノートルダム ド ロレット教会の主祭壇から

前回はノートルダム ド ロレット教会のエントランスから主祭壇までのお話をしました。今回はその中に含まれていた説教壇についてお話しします。 教会の説教壇 木製で巧緻性が高い 前回お話しした説教壇です。 説教壇とは、ここで聖職者が福音の解説、聖書の…

フランス革命後に建てられた ノートルダム=ド=ロレット教会

今回からノートルダム=ド=ロレット教会をご紹介します。 まずは位置関係をグーグルマップでご確認ください。 ノートルダム=ド=ロレット教会の位置関係 特に近くにはランドマーク的な物はなくあえて言えば北西におぺら・ガルニエが位置しています。 この…

絵画から学ぶ歴史と宗教 ノートルダム大聖堂

今回もノートルダム大聖堂に収蔵されている美術品をご紹介します。 この作品は聖人が廃墟のような場所で、病にかかり瀕死の婦人を癒すという場面です。周囲には使用人でしょうか婦人を後ろから支えるように抱え起こし聖人の癒しを助けています。また、隣には…

世代は違えど殉教者たち ノートルダム大聖堂

次の彫刻です。このモニュメントの人は、パリ大司教モンスニヨール・ドニ・オーグスト・アルフという人物ですこの方は1848年のパリの6月蜂起の際に平和の演説をするために積みあげられたバリケードに登り演説を始めた際に銃撃戦が激しくなり銃弾にあたり死亡…

ノートルダム大聖堂のお宝に秘められた歴史

シモン・マティファ・ド・ビュシのガイザン 前にもお話ししましたが礼拝堂には高位の方のお墓があることが多いです。 この場所は「悲しみの聖母礼拝堂(chapelle Notre-Dam-des-sept-Dovleurs)」という名前の礼拝堂です。 シモン・マティファ・ド・ビュシとい…

ノートルダム大聖堂はさながら美術館

ノートルダム大聖堂にはまだまだたくさんの美術品があります。 聖パウロの回心 トリミング この絵はキリストの12弟子のひとりパウロの物語を描いた作品です。 作者はローラン・ド・ラ・イール(1606-16056)です。 制作年は1637年。設置場所はアブラハム礼拝堂…

美術品がたくさんあります ノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂はそれこそたくさんの美術品があります、それはもちろん教会の信仰心を高める為の聖なるものですが、その時代を代表する芸術家たちの作品であるだけに素晴らしい美術品でもあります。 絵画や彫刻そして工芸品などはブルジョワジーが勃興し…

いつまでも眺めていたい ピエタ

今回はサン・ジェルマン・デ・プレ教会の主祭壇についてじっくりと見ていきましょう。 サン・ジェルマン・デ・プレ教会の主祭壇のピエタ 中心は何と言ってもこのピエタ、とても素晴らしい彫刻ですね。 制作者は ジャン=バティスト=オーギュスト・クレサン…

一時の癒しの場としての教会の舞台装置

前回はノートルダム大聖堂の正面(サーフェス)にある中央の門を見てきました。 それでは中に入ってみましょう。 まず大聖堂で公開されている見取り図をここに貼っておきます。 ノートルダム大聖堂の見取り図 入口から主祭壇を望む まずはエントランスから入…

罪人はビクビクしたもんだ 最後の審判の門

前回はノートルダム大聖堂の歴史や建物などについてお話ししました。 歴史的な建築物や遺構を訪問する際に少しだけ知識があるだけで、見方がかなり番ってきます。そんなことが旅の楽しみを大きくします。 さて、今回は大聖堂のファサード(正面)の中央の扉…

英知が結集したノートルダム大聖堂

ノートルダム大聖堂 次はノートル・ダム大聖堂です、ノートル・ダムの意味は私たちのレディーつまりマリア様のことです。英語ではアワー レディーですね。 サン・ジェルマン・デ・プレ教会からノートル・ダム寺院まではゆっくり歩いて20分ぐらいです。天気が…

とても静謐な雰囲気に包まれ美しいお姿

サン・ジェルマン・デ・プレ教会にもたくさんの礼拝堂があります。 その中で後陣の一番奥にあるのが被昇天の聖母に捧げられた主礼拝堂(軸礼拝堂)聖母礼拝堂です。 聖母子像 シンプルですがとても美しい姿ですね。 この礼拝堂は主祭壇と後陣を結ぶ主軸上に…

悲嘆と信仰がキイワード

今回からはサン・ジェルマン・デ・プレ教会に置かれている美術品や歴史的価値のあるアイテムについてご紹介します。 聖ペテロ像 聖ペテロ像 ペテロ像は説教台の後ろ、側廊側に置かれています。 ペテロは目を見開いてまっすぐ前を見据えています、あたかも見…

歴史を感じるサン・ジェルマン・デ・プレ教会 身廊編

それではサン・ジェルマン・デ・プレ教会の内部を見てみましょう。 この見取り図はこの平面図は、考古学者 E. Chauliat(E. ショリア/ショーリヤ)作図です。 サン・ジェルマン・デ・プレ教会の見取り図 エントランスから主祭壇方向に撮った画像 画像は身廊…

歴史と文化の源サン・ジェルマン・デ・プレ教会

サン・ジェルマン・デ・プレ教会Eglise Abbaye Saint-Gr\ermain-des presについてお話しします。 サン・ジェルマン・デ・プレこの地域の名前ですね、大通りの名前にもなっています、この名前の由来がわかります。 この教会の創設は遠く6世紀543年にさかのぼ…

サン・ジェルマン・デ・プレ界隈の風景

サン・シルピス教会を出てその周辺の見どころよりどころをご紹介します。 サン・シルピス教会からサンジェルマンデプレ界隈の地図 サン・シルピス教会教会から出て右に進むと小さな小道があります。その通りはサンシルピス通りと言いますこのサン・シルピス…

パリの公園 私の好きな公園 ドゥ・トンプル広場

パリ3区 マレ地区 とてもきれいな広場(日本人の感覚から見れば公園)ドゥ・トンプル広場 僕の大好きな広場なんですよね。 2025年4月ですがとてもきれいに花が咲いています ねっ、きれいな公園でしょチューリップの花壇の真ん中にあるモニュメントは。 「こ…

色々な所にある解説板 読んでみてください 面白いですよ

あなたは教会に行った際に教会のそれぞれの場所に表示してある説明板に目をとうしていますか。 下の画像はサン・シルピス教会の聖母の礼拝堂について書いてある説明板です。 聖母の礼拝堂の説明板 このようなものです、私はフランス語がほとんど分かりません…

暗闇に輝く聖母子像 サン・シルピス教会教会

前回の記事で、説教台の上に置かれている「聖母子像」のことを書きましたそ、の時にサンシルピス教会にはもう一つ「聖母子像」があるとお話ししましたね。 説教台天蓋の聖母子像 それはこの教会の入り口方見て一番奥の後陣にある「聖母礼拝堂(Lady Chapel …

素晴らしい美術品サン・シルピス教会 説教台

サン・シルピス教会 きれいな姿のサン・シルピス教会 さて、リュクサンブール公園から出て散歩を続けましょう。 今度はサン・シルピス教会のほうに歩いて行きましょう。 サン・シルピス教会の位置 サンシルピス教会のサーフェス 二つの塔が目印 サンシルピス…

カトリーヌの孤独 メディシスの泉そして涙

アンリ4世とカトリーヌ・ド・メディシス この時代の政治的背景 16世紀は宗教戦争の時代でした、1517年ドイツでマルチン・ルターが宗教改革の提 案をすると瞬く間にその火はヨーロッパに伝播していきました。 フランスではジャン・カルバンがそのたいまつを受…

公園で過ごす優雅な時間

前回はここリュクサンブール公園に置かれている「フランスの女王と著名な女性たちの像(Reines et Femmes Illustres de France)」の中で象徴的な存在のサント・ジュヌビエーブの像のお話をしました。 彼女はパリの守護神として祀られています。 今回も2作品…